
健康情報小ネタ集
体のタンパク質をつくるにはL体アミノ酸
アミノ酸は私達の体の細胞を作る、一番基本になる栄養素です。
私達の身体を作るには10万種類のタンパク質、60兆個の細胞が必要ですが、これらの細胞は20種類のアミノ酸を組み合わせて作る事が出来ます。60兆個もの細胞は、毎日1兆個が新しく作りかえられます。
古い細胞やダメージを受けた細胞は、壊されて新しい細胞に作りかえられます。これを新陳代謝といい、自然治癒力は身体が新陳代謝を行う事で患部を治療し、常に新しい細胞に入れ替える事で健康を維持する働きなのです。
アミノ酸は、細胞をつくるもとになるだけではありません。例えば神経伝達物質も、細胞同士を柔軟につなぎ止めるコラーゲンも、体のバランスを整えるホルモンも、細胞を壊したり作ったりするための体内酵素も、筋肉・血管・皮膚・毛髪等…全てアミノ酸がなければ作る事が出来ないのです。
自然界では500種類以上もあるアミノ酸のなかで、私達が必要とするアミノ酸は20種類、それもL体と呼ばれるアミノ酸で身体は作られています。
アミノ酸が太古の地球で生まれたとき、アミノ酸が増える過程において、それぞれのアミノ酸を鏡写しのようにコピーして増殖しました。私達の祖先が体細胞を作る為に使ったのが偶然にもL体のアミノ酸だったので、今でもL体アミノ酸で細胞を作るようになったのではないかと言われていますが、それがどうしてL体だったのかは今でも謎のままです。
L体アミノ酸を鏡写しにした反転構造のアミノ酸はD体と呼ばれ、D体アミノ酸は私達の身体を作る事はありません。
通常は100個以上、最低でも51個のアミノ酸が立体的につながって(立体構造)タンパク質をつくっています。
アミノ酸の数が少なく、タンパク質にまでなっていない状態をペプチド(ペプチド結合)と呼んでいます。
この立体構造を作る際、L体構造のアミノ酸だけで作ると安定するのですが、D体が混じると構造が歪んでしまい、不安定な状態になります。
合成アミノ酸はL体とD体が同量出来るのですが、D体が体内に入っても体内で分類して排除します。このため合成のアミノ酸を使ったサプリメントや飲料は「D体アミノ酸はエネルギーとして消費されるので、細胞の原料になる事はなく、過剰に摂取するとカロリー過剰になってしまう。」とされてきました。
ところが、最新の研究では体内にもD体アミノ酸が存在することがわかってきました。
私達の身体のタンパク質は、死ぬとL体が長い年月をかけてD体に変化していきます。数千から数万年の長い時間をかけて変化するのです。
眼のレンズに含まれるアミノ酸が、加齢と共にD体に変化する事がわかりました。レンズは他の細胞のように新陳代謝をしない場所で、レンズ表面に新しい細胞が出来ると、古い細胞が奥へ押しやられます。生まれたときから、同じ細胞が存在し続ける珍しい場所なのです。
このレンズに含まれるアミノ酸の中で、特にアスパラギン酸というアミノ酸が年齢と共にD体に変化し、このことが白内障などの原因の一つになっていると考えられています。
このように、本来は身体に存在しないはずのD体アミノ酸が、病気や老化に関わっているのではないかとの研究も進んでいます。
たとえばアルツハイマー病やパーキンソン病などでも、レンズの加齢と同じようにL体アミノ酸のD体化が起きていると言われています。
アミノ酸のL→D体化は、加齢だけでなく、紫外線や酸化的ストレス(活性酸素)でも起こるとされていますし、体内のD体化は思った以上に速いスピードで起こる事、D体アミノ酸がタンパク質合成に混入してしまう事で病気に関係してくる事の研究も進められています。
私達の身体のタンパク質は、本来はL体アミノ酸で作られなければならないのです。
最近はアミノ酸と言えばダイエットやスポーツ分野で注目される事が多かったのですが、これからはそれらに加えて、老化防止や病気との関連の研究も進んでくると思います。
以前、テレビでも紹介された「アミノ酸が高齢化社会を救う」という書籍があります。東京大学大学院の大谷勝教授の書籍です。
寝たきりの老人にアミノ酸入りゼリーを食べてもらい、症状の改善を見るという内容のテレビ放送をご覧になった方も多いかと思います。
書籍では同様の症例と、アミノ酸摂取後の改善を紹介しています。途中からは運動機能強化とアミノ酸の話になるのですが、アミノ酸の今後の役割について書かれている書籍の一つです。
最先端のスポーツ医学から生まれた運動機能の強化と、寝たきり老人の体重減少を食い止める介護医療…一見すると全く違う分野の様ですが、どちらにも共通するのがアミノ酸なのです。
アミノ酸の中でもBCAAと呼ばれるアミノ酸、バリン・ロイシン・イソロイシン(分岐鎖アミノ酸)は、運動時に乳酸を発生させません。乳酸は疲労物質ですので、BCAAを使って筋肉を動かしているうちは疲労物質が溜まらないのです。
運動前・運動中・運動後にBCAAを補給すると筋肉組織が増え、筋肉が増える事で基礎代謝量がアップし、脂肪の燃焼を促進し、生活習慣病の予防になって介護をされる立場になる確立を減らそうと言うのです。
しかし、万が一寝たきりになってしまっても、アミノ酸を補給する事で症状を改善させ、介護する立場の負担も減らす事が出来ると大谷先生は書いています。
運動量が減少したり寝たきりになると、血液の流れが悪くなってしまい、浮腫や床ずれが起こりやすくなります。このような場合、アルギニンというアミノ酸が効果的です。
アルギニンは成長ホルモンの分泌を促進し、筋肉の動きを活発にしてくれます。また、血圧を正常にし、血管を広げ、血小板が集まって流れを悪くするのを抑える働きもあります。
血流が良くなり、溜まっていた老廃物を運び出す作用がアップすると、浮腫が改善されるのです。
血流が良くなり、細胞の栄養状態が良くなると血管外に滞った血液は血管に引き戻され、アルギニンの免疫力アップの効果も手伝って床ずれの解消にも役立つのです。
アルギニンは「血管のアンチエイジング・アミノ酸」と言われています。
アミノ酸は20種類がバランス良く摂取出来てこそ、本来の働きが出来るのです。アミノ酸は私達の身体を作る最も小さな部品です。
例えば機械を作ろうとすると、同じネジばかりあっても機械を作る事は出来ません。ネジやバネやその他の部品が揃ってこそ、機械を作る事が出来ます。 同じように、私達の身体は20種類のアミノ酸がバランス良く揃ってこそ、健康で正常な細胞を作る事が出来るのです。
20種類のアミノ酸のなかでも、8種類(幼児期は9種類)のアミノ酸は食物として体外から摂取しないといけないアミノ酸(必須アミノ酸)で、その他のアミノ酸は必須アミノ酸等を原料に、体内で合成する事が出来ます(非必須アミノ酸)。
ですが、体調が悪いときや高齢者になると、非必須アミノ酸を体内で充分に作る事が出来ない事があります。
ですから、20種類のアミノ酸をバランス良く摂取しないとダメなのです。日本人の場合、健康を維持するためには、体重1kgあたり1日約1gのタンパク質が必要とされています。
ストレスのかかる人や体調を崩している人はこれ以上のタンパク質が必要で、スポーツ選手は通常の4倍ものタンパク質が必要とされています。
タンパク質といっても年齢別に必要とされるタンパク質が異なります。これは身体が必要とするタンパク質やホルモンが、成長期や安定期で異なるからです。

上は世界保健機関が用いている、タンパク質1gあたりの必須アミノ酸必要量です。運動選手ではこの4倍のアミノ酸を摂取する必要がありますが、健康状態では最低これだけのアミノ酸を毎日補給しなければ、健康を維持出来ないとされています。
では、健康でない場合はどうでしょうか?。最近はアミノ酸毎の働きが研究されていますので、それぞれの症状を診ながら、積極的に補給するアミノ酸の種類を選んでいく事も、症状を早く改善する近道になるかと思います。
健康医学社のアミノ酸サプリメントは、全てが穀類を麹菌で分解したアミノ酸を使っています。合成アミノ酸、動物の肉や家畜の排泄物を加水分解したアミノ酸、遺伝子操作をした細菌から特定のアミノ酸を作り出す発酵法でつくったアミノ酸などは一切使っていません。
健康医学社のアミノ酸サプリメントは、植物性のL体アミノ酸を複合的(色々な種類)に含んでいます。
しかし、原料の穀類や発酵方法によって製品に含まれるアミノ酸のバランスは違っているのです。
例えば血圧や心臓疾患が気になるなら、アミノエイトシリーズ。同じカプセルタイプですと、アルギニンの量がアミノアルファ(アミノエイトカプセル)はアマンアルファの30倍以上、液状のアミノエキスはRVE-21の10倍以上のアルギニンを含んでいます。
筋肉強化やダイエットでBCAAを重視する場合、健康医学社のアミノ酸補給食品にはどれも豊富に含まれていますが、同時にコレステロールや体脂肪が気になる方には、体内の脂肪バランスを整える効果が期待出来るαーリノレン酸を配合したアマンアルファ(黒酢エキスカプセル)が良いでしょう。
肝臓機能を改善する効果が期待出来るオルニチンやアスパラギン酸は、同じ液状でもアミノエキスよりRVE-21の方が2〜3倍以上含まれています。



