
健康情報小ネタ集
健康食品としてのオリーブオイル
●オリーブオイルとは
オリーブはモクセイ科の小高木で、その成熟果実を圧搾した淡黄色の脂肪油をオリーブオイルと言います。果実の種の部分を搾ったオイルはオリーブ核油といい、品質はオリーブオイルよりも劣っています。
オリーブは地中海が原産とされ、日本では香川県の小豆島で初めて栽培をされるようになりました。
商品として並んでいるオリーブオイルのうち、「バージンオリーブオイル」は化学的に精製処理(中和、脱色、脱臭)をしていない生のオリーブオイルで、単にオリーブオイルと書かれた製品よりも栄養面で優れています。
「バージンオリーブオイル」と「エキストラ・バージンオリーブオイル」がありますが、製品酸度(遊離脂肪酸の含有量)が2%未満のものを「バージンオリーブオイル、1%未満のものを「エキストラ・バージンオリーブオイル」と呼びます。遊離脂肪酸は体内では血液中に含まれていて、運動時にはこの遊離脂肪酸をエネルギーとして使いますが、運動での燃焼をしていない場合は皮下脂肪になってしまいます。
栄養面とダイエットを考えたとき、出来るだけエキストラ・バージンオリーブオイルを選ぶべきだと言えるでしょう。
●オリーブオイルの成分
オリーブオイルの主成分はオレイン酸で、70〜80%を占めています。その他リノール酸約10%、パルミチン酸9%、ステアリン酸3%などが含まれ、バージンオリーブオイル以上の製品ではビタミンE、フェノール酸、ポリフェノール、βシトステロールなども含まれています。
主成分のオレイン酸は一価の不飽和脂肪酸で、不飽和脂肪酸としては酸化しにくい性質を持っています。(もちろん、飽和脂肪酸と比較すると酸化しますが)
尚、オリーブオイルは産地によって栄養バランスに大きく違いがあり、特に栄養面で優れているとされるイタリア産オリーブオイルは、世界中で珍重されています。
●オリーブオイルの効果
食用油の安全性に注目が集まる中、特に欧米ではオリーブオイルの健康効果の研究が進んでいます。その欧米の医学者が行った疫学調査では、オリーブオイルには冠動脈疾患(心臓疾患)予防の効果があることが明らかになっています。また、ガンの発生率を低下させるという報告もあります。
アメリカニューヨーク州立大学医学部とナポリ大学医学部では、20〜59歳の男女4900名以上を対象として、イタリアでの調査を行いました。その結果をアメリカ医師会雑誌「JAMA」に掲載しました。調査内容はバター、植物油、オリーブオイルなどの各種脂肪酸の摂取状況と疾患と関連性を調査したのです。
調査の結果、バターの消費量増加により、男性の血圧・血清コレステロール値・血糖値が上昇していることが判明したのです。ところが女性の場合にはバターの消費と血糖値の上昇だけが関係していました。一方、オリーブオイルや植物油の消費は、男女ともに収縮期血圧・血清コレステロール値・血糖値の手かと関連性があることがわかりました。
このイタリアでの調査以降、バターを主とする動物性油脂と、オリーブオイルに代表される植物性油脂との健康効果の比較がされるようになりました。
日本では植物性油脂の代表としてリノール酸があげられ、その後リノール酸神話とも言えるほどにリノール酸の摂取に力を入れるようになったのです。
しかし、近年はリノール酸神話は崩壊し、逆にリノール酸の過剰摂取の害がわかってきたのです。
●オリーブオイルの使用法
オリーブオイルは酸化ににくく安定した性質を持った植物油ですが、空気と接触したり光が当たると脂肪酸の遊離や酸化をしてしまいます。また、生のオリーブオイル(バージンオリーブオイル)のほうが栄養面で優れていますので、冷暗所での保存が適しています。
濃厚なオリーブオイルの場合、冷蔵庫での保存では結晶化してしまうこともありますが、しばらく常温で置いておくと通常の液体に戻ります。
オリーブオイルを選ぶときには、エキストラ・バージンオリーブオイルで、黒い瓶に入り、出来れば縦長の容器(空気に接触する面が少ない)がおすすめです。
また、オリーブオイル特有の臭いが苦手という方も多いのですが、上質なオリーブオイル程、クセが少なく使いやすいものです。
炒め物でも使うことが出来るオリーブオイルですが、一番効果が高いのは生食(ドレッシング)です。バターやマーガリン代わりに、パンに少しつけて食べるのもおすすめです。
当社ではエキストラ・バージンオリーブオイルはもちろん、有機栽培認定を受けたイタリア産オリーブオイルをご紹介していますので、ご興味のある方は是非ともお試し下さい。



