
健康情報小ネタ集
口蹄疫に役立てば〜黒酢の殺菌効果で地域支援
皆さんもご存知のように、4月頃から宮崎県で発生している口蹄疫が猛威を振るっています。
『5月28日現在、累計で221例。殺処分対象152,403頭。ワクチン殺処分対象は約12万頭。今までの殺処分終了は91,846頭。最近は1日で殺処分が5,000頭を超えている。』と宮崎県東国原知事のオフィシャルサイトに日記を書いておられます。
健康医学社の国分工場がある霧島市でも一部地域で家畜の移動制限地域に指定されています。これは、宮崎県えびの市で発生した口蹄疫の影響です。法律で発生地の半径20km以内が指定されるのです。
宮崎県では、各種イベントの中止や延期が相次いでいます。人の移動で感染が拡大するのを防ぐためです。修学旅行や、各種スポーツ大会なども含まれています。
鹿児島県でも同じ様な動きが見られ、人が集まるイベントなどが相次いで中止になっています。霧島市も小学校の宿泊学習が延期になったり、毎年多くの人出で賑わう天降川の鮎祭りが中止となりました。
また、宮崎県内はもちろんのこと、鹿児島県内でも幹線道路には車の消毒ポイントが設けられ24時間体制で消毒を行っています。
5月16日に宮崎県えびの市で無線操縦のヘリコプターで酢を薄めて空中散布を行ったというニュースが流れてきました。
よく調べてみると口蹄疫ウイルスは酸に弱くpH5~6で死滅するとの事でpH4では15秒、pH6では2分間程度でウイルスは病原性を失うとこことでした。(pHとは酸性・アルカリ性を示す指標のことで、pH7で中性、7以下だと酸性、7以上でアルカリ性となる。) 当社の食酢は、約pH3なので十分効果があることに気付きました。
また、酢はもともと食品なので、消毒薬より安心安全です。エサや動物に噴霧しても害はありません。あちこちの話を聞くと、エサや動物も消毒したいが、消毒薬は、エサや牛豚に直接噴霧すると動物にも影響がでるので困っていたというような話を聞いてました。食酢は使いやすいとも言っていました。
また、牛はもともと乳酸発酵させた牧草を食べており、酢は大好物だそうです。
しかも、500倍でpH4、1000倍でもpH5と、これだけ希釈してもウイルスには十分効果があると思われます。食酢原液1リットルで1000リットルにも希釈でき経済的です。ここまで希釈すると液は無色透明、無味無臭です。
国分工場より、黒岩社長に報告したところ『畜産農家の方々も困っているでしょうから、無償で健康医学社の酢を提供しましょう』と快諾を得ることができ、今回無償提供という形が実現しました。
早速、提供する酢の充填作業を行いました。今回提供するのは『もろみ芋酢』です。 タンクに熟成させていた芋酢(5年程熟成)は、非常に風味が良くなっていてびっくりしました。
さて、充填作業といっても工場の瓶詰めラインは通常の生産を行っており使用できなかったので、手作業でした。約2日間かかって、2リットルのペットボトルと10リットル・20リットルのキュービテナーに約1800リットル充填しました。
第一段階として5月26日 に鹿屋市役所300リットルを提供しました。鹿屋市というのは、鹿児島県大隈半島の中心都市で(鹿児島市と反対側の半島)牛豚の日本有数の生産地です。主に学校の消毒用に使用するとのことでした。
翌日には、地元の霧島市役所に300リットル贈呈し、こちらは、畜産農家に配布するとの事。
このときには、朝日新聞社・地元の南日本新聞社・読売新聞社、また、KTS鹿児島放送(テレビ局)も取材に訪れ、その模様はテレビで放送されたり、各新聞にニュースが掲載されました。
口蹄疫はハエがウイルスを媒介するのではとも疑われています。食酢なら牛豚の体に噴霧しても安心ですし、飲水の中に入れても問題ありません。
JAあいらに400リットル、このときはJAの広報誌担当の方も取材に来られていました。
また霧島市役所溝辺支所に200リットル、鹿児島県畜産試験場にも贈呈しました。鹿児島県畜産試験場は、消毒液が不足していたので、近くのスーパーで市販の酢を全て買い上げて対応していたようです。今回の話を聞いて喜んで使用していただけました。
少しでも、地元企業として地域貢献できればとの思いで始めたことでしたが、皆様の手助けになればとの思いを強く持ちました。
健康医学キーアップ21より(国分工場 技術課 堀之内一博)



